井岡一翔と井上尚弥 微妙なアピール。はたして、天才同士の拳は交わるのか・・・?
2022/01/22
今を時めく日本ボクシング界の至宝・井上尚弥選手が、階級下の4階級制覇の世界王者・井岡一翔選手との対決に興味を・・・?
世論を煽る世界戦線、違和感あり。
バンタム級、他団体統一過程でのドネア選手との再戦、そちらが優先の様な気がするのです。
一方、WBO王者・井岡選手は、最初からずっと他団体との統一戦を目標に挙げている。年末対戦予定が流れたIBF王者・アンカハスに標準を定めているのに、横やりを入れているみたいで、個人的には解せませんね。
ドネア戦後の井上選手のマッチメーク・・・???最近のコメントも、どうかな?とか感じます。
VS井岡について井上選手「僕がバンタム級から下げることはないけど、盛り上げるなら有かなと思う。あくまで話がくれば、ですよ。」
井上選手の年末、井岡防衛戦後の感想コメント「自分とはボクシングに向き合う気持ちが違うと感じた。」
以前、井岡選手の井上選手に対する雑誌取材のコメント「何も思わないことはないけど、僕も現役ですし、彼を評価することは失礼だと思いますし、彼は彼で偉大な事をやっているし。でも、何も感じないと言えばそれは嘘になる」と・・・、大人なコメント。
下馬評不利で、無敗3階級王者、田中恒成選手からの挑戦も、ハイリスクなのにリターン少ない試合を正々堂々、受けて立ち、見事なテクニックで制したのに、年間MVPを取れなかったり・・・。墨イメージで印象は微妙だけど、単にボクシング取り組み姿勢とか見ていると、いたって真面目。
なんとなく、マスコミの世論誘導なのか・・・?井上選手は評価で得をし、井岡選手は、評価で損をしている気がします。
普通に考えれば、階級下選手に対して、階級上選手が、しかも、自分の階級で、マスコミ使って対戦アピールって・・・。対戦したいなら、あしたのジョーの力石じゃないけど、自分が下げるのが筋。
それに、まず、ドネア選手との再戦を実現して欲しい。
ボクシングの醍醐味は、勝つか負けるか分からない緊張感のある試合。そして、無敗が最強とは限らない。負けからの学び。
ドネア選手。井上選手との判定敗戦後、戦前不利予想だった無敗無敵のWBC正規王者ウバーリ相手にKO勝利、次戦、若く勢いのある無敵無敗のWBC暫定王者との統一戦ガバリョ相手にKO勝利。強敵リスク大の連戦。一歩一歩、着実に険しい山に登っている。最近の対戦相手、勝ち方指標から言っても、バンタム級最強は、「今」ドネア選手だと思う。
ハッキリ書くけど、ドネア再戦さける理由を、井岡選手の対戦を口実にしている様に思えるけどね。よく比べられる辰吉VS薬師寺戦は、バンタム級同士互角の体格118ポンドの暫定VS正規王者の統一戦。
井岡選手も、コメント出す、出さないにしても、IBFアンカハス目標なのに、階級上選手からのアピールって、「今」のタイミングでは、困惑するだろうし、いい迷惑じゃないのかな?
2人がフェアに交錯するとすれば、井上VSドネア戦、井岡VSアンカハス戦後、井上選手が115ポンドに落とすか、井岡選手がバンタム級で1、2試合挟み、118ポンドにフィットした後じゃないと言行相反、フェアな対戦にならない気がします。
豪快に倒す井上選手、ガード堅く負けない井岡選手。
強み、持ち味が違う。もし「今」戦うなら、115ポンドしか、ありえない。118ポンドでの試合は健全じゃないし、健康面でも危険。井岡選手も受けるべきじゃない。と思う。
計量失敗した選手と戦う様なもんです。世論誘導するなら姑息にすら思えます。