村井勘十郎の伝聞『利家夜話』の中に観る羽柴さんの心中。
2026/08/23
大河ドラマ『豊臣兄弟』の第2部的な物語がスタートしましたが、いよいよ賤ヶ岳の戦いが描かれますね。そして、柴田さん、羽柴さんの運命を大きく左右させた前田利家さん。
その前田利家さんの小姓だった村井勘十郎さんが、前田さんから聞いたと伝わる伝聞の中に『秀吉の夢』という題目の記載があり、興味深い内容が書いてあります。
ある時、大納言様(前田利家さん)がお話しになった。太閤様が、ご病気中の夢に信長公が現れ、
信長公「もう藤吉郎、良い頃合いだから参れ」
太閤様「敵(明智)取り、奉公申し上げた者です。もう少しお許しください」
信長公「いやいや、私の子供(信孝、信雄、秀勝も=個人的意見)の有様も不便にならぬ。急いで参れ」
太閤様は目を覚まし、気がつけば、ご就寝になっていた所から一間(1820mm)ほど引きずり出されていた。
政所様(北政所=寧々さん)も、上臈衆(身分の高い高位の女性)も、肝を潰された。その時から覚悟を決め、お仕置き(統治全般のこと)などを急にお命じになった。
七月一日の事だという。
という様な記述がありますが、日付の伝聞まで書かれている。蹂躙した旧主家一族に対する罪悪感が無意識の内に現れた場面にも思えますが、はてさて・・・。
そして、豊臣兄弟では、キャスティングの追加発表もありましたが、知見とブレーキ・千利休役に吉岡秀隆さん、時代に諍う関東の雄、北条氏政役に谷原章介さん、お二方共、とてもイメージと合致する気がします。歴史の結果は、柴田権六さん、お市さん含め、哀しい結末を迎える哀戦士と同時に、生き様からは美しさも伝わってくる。
脇を固める名優さんに期待です。

