五輪閉幕、悲喜交交
2021/08/09
とりあえず、無事、オリンピック閉幕、そして、パラリンピックへ。
今回のオリンピック、結局、あまり、見なかった。マスコットの名前も、知らないまま過ぎて行く。
メダルを獲った選手、届かなかった選手、悲喜交交。
メダルを獲った選手は、もちろん素晴らしいのだけど、届かなかった選手にも、それぞれのドラマがあるはず・・・。
過去のオリンピックで、メダルに届かず、特に印象に残っている選手は、バルセロナ五輪、男子マラソンの谷口選手。
前年の世界陸上優勝、そして、優勝候補と言われながらも、給水所で後続選手に靴を踏まれ、転倒。脱げた靴を取りに戻り、履き直し、約30秒のロス。えー、そんな事あるの?と、ビックリしたけど。
レース後のコメント。
『途中で、コケちゃいました。それがいけなかったですね。後半は追い上げ、リズムあったんですけど、ようやく、どうにか8番まで、たどり着く事が出来ました。
まあ、これも運ですね。精一杯やりました。』
屈託ない笑顔で、やり切った清々しさが、とても伝わってきました。
靴を踏まれた事でなく、コケちゃった。と、思えるあたり、本当に、スゴイ。
そして、もちろん努力し、結果を出す事が、良いに決まっているけど、世の中、そんなに甘くない。
谷口選手の笑顔のコメントに、とても感動した記憶があります。
努力すれば、報われる。なんてほど、世の中、甘くないけど、精一杯の努力すれば、成果は、ともかく、成功する可能性が高まるし、納得感に繋がる。谷口選手の笑顔、言葉、所作に、そんな思いを感じました。