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ギジェルモ・リゴンドー

ギジェルモ・リゴンドー

2021/08/13

ついに、世界バンタム級王者同士の対戦が実現する。

五輪連覇、2階級制覇、天才サウスポーWBAレギュラー王者のリゴンドー選手 VS 3階級制覇WBO王者のカシメロ選手。

ただ、この試合により、リゴンドー選手は、WBAレギュラー王者の資格を剥奪されるという。井上選手がWBAレギュラー王者の時にIBF王者ロドリゲス選手と対戦した時は、そのままだったのに、何か解せない気もするけど、実力で勝てばいいだけだし・・・。

バンタム級というと、現在、WBAスーパー王者井上選手、WBC王者ドネア選手が君臨しているけど、個人的感想を言えば、リゴンドー選手が1番強い。と思っています。ただ、40才のリゴンドー選手が、どれくらい加齢による衰えがあるか?が気になるけど、才能や全盛期の強さを指標にすれば、リゴンドー選手が頭一つ抜け出ている気がします。

全盛期キレッキレのドネア選手でも、左フックが空を切り、歯が立たなかった打たせずに打つスタイル。

プロ選手なので、もちろん人気は大事だけど、実力を正当に評価されていない気もするので、とりあえず、明日の試合は、勝ちに徹して欲しい。

時にダウンして打たれ弱さを見せるけど、ほぼ、当てさせない天才的ディフェンス、自分の距離で戦い、試合を支配し、優勢に進める。パッキャオ選手のトレーナーを務めるフレディ・ローチ氏も認める天才の中の天才。

下の階級から上げてきたカシメロ選手、上の階級から下げてきたリゴンドー選手。加齢による衰えだけが気になりますが、楽しみな一戦です。

フラッシュトークにより、マイナスイメージのあるカシメロ選手だけど、プロの興行だし、盛り上げる上では、ある程度は、必要だと感じます。ある程度は・・・。ただ、今回のリゴンドー選手、決まりかけたドネア選手との対戦要望を見ていると、勇気は凄くある気がしました。ランキング選手とではなく、階級最強を示す為に強い現役王者と試合をしたがる姿勢に本物感が、伝わってきます。

井上選手は、まず、ドネア選手との対戦で3団体を統一し、その後に、最終決戦。この試合の勝者と戦うべきだと感じます。ハッキリ言って、カシメロ戦が流れた後、ここ2試合、相手が完全に役不足。

パッキャオ選手の凄さは、アンダードック扱いからスタートし、アウェイのリングで、格上、階級上のビックネーム相手に、今回は相手の都合で流れてしまったけどスペンス選手との興行でもそうだけど『さすがに、そりゃ、無理でしょ?』って思える相手に、数々の試合前評価をひっくり返してきたからこそ、英雄になった気がします。

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