ノニト・ドネア
2022/06/06
いよいよ、明日、WBA、IBF井上王者VSWBCドネア王者のバンタム級の実質、頂上決戦が開催される。
一般的には、井上王者の圧勝だけど、私の個人的な勝手な見立ては、ドネアの圧勝と予想します。
スピードが違うといっても、効くパンチをタイミングよく、当てれるか?
ハンドスピード、ステップワークは、もちろん大事だけど、タイミングが全ての様に思います。
まず、ドネアフリークでもあるけど、今回の計量時、井上王者はいつも通り、一方、ドネアは、前回以上に絞れている様に見えました。つまり、井上王者のスピードへの対策をしてきた様に感じました。
ドネア6敗の内、プロデビュー直後、前回の井上戦以外は、上位階級のフェザー、スーパーバンタムでの4敗。
しかも、全盛期のリゴンドー等、価値ある負けからの学び、それが、今に繋がっている気がします。
前回、フェザー級から転級してきて、3戦目が井上戦。
しかも、転級1戦目WBAスーパー王者バーネット戦、試合中、相手の怪我、棄権で4回TKO勝利。
2戦目WBO王者テテの故障で、急遽、代役王者でないランカー選手との試合で6RKO勝利。その次が、井上戦の激闘。判定負け。
転級4戦目、WBC王者ウバーリ4RKO勝利、5戦目WBC暫定王者ガバリョ4RKO勝利、いよいよバンタム級にジャストフィットしてきた感がある。
特に直近2戦は、勝ち方も戦い方も完璧。無駄ない動きと圧力。多少喰らっても意に介さない集中力。
もし、ドネア流という奥義があるなら、極めた様な凄みを感じました。
前回の敗戦後、ロートル扱いを受けながら険しい道のりを上り続け、ついに実力で山の頂、井上戦に行き着いた。
巌流島の戦いを彷彿させる頂上決戦。
今回のドネアは、これまでの道のりを想像すると、前回以上の仕上がりになっていると察しが付くし、意気込みも思い入れもハンパない。フェイスオフの所作からしても、今回は、全く遠慮しないと思う。
以上の事から、私は、今回、ドネアのKO勝利と予想する。